開店前に冷蔵ケースの温度を測って記入する。閉店後に火元と戸締まりを確認して押印する。点検表は各店にあり、書くこと自体は回っています。それでも本部の担当者に残るのは、別の作業です。全店から出そろったかどうかを確かめること。
たとえば20店舗あるとして、締切の時点で手元に揃っているのが15店ぶんだとします。残り5店がどこなのかを特定するために、電話をかけるか、グループの投稿をさかのぼって「出しました」の返信を数える。この残りを突き止める時間が、点検業務の中でいちばん読めない時間になっていないでしょうか。
手間は「記入」ではなく「提出の確認」に溜まる
点検の運用では、性質の違う2つの作業が1つに見えていることがあります。
- 記録を作る作業——現場が点検表に書く
- 提出されたかを追う作業——本部が全店ぶん揃ったかを確かめる
やっている人が違い、増え方も違います。店舗が増えても記入の手間は1店あたりでは変わりませんが、確認の手間は店舗数にそのまま比例します。
道具を入れるときに先に決めておくとよいのは、この2つのどちらを軽くするのか、です。記入から作り直すなら、点検の様式そのものを移し替えることになり、現場の書き方を変える話になります。確認だけを軽くするなら、点検表は今の紙のままで済みます。
点検表は変えず、提出と確認だけをアンケートに載せる
アンケート機能は意見や意向を聞くためのものと思われがちですが、決まった頻度で繰り返す提出物の受け皿としても使えます。設問を次の3つに割るのが扱いやすい形です。
| 要素 | 何を置くか |
|---|---|
| 選択肢 | 提出したかどうかを選ばせる。「実施済み」「一部未実施」「未実施」のように、本部が次に動くかどうかで分ける |
| 備考(任意) | 測定値や気づきを書いてもらう欄。備考欄を付けておくと、回答するときに写真も添えられます |
| 締切 | 回答締切日時を入れる。いつまでに出すものかが、送る側と出す側で同じ画面に載る |
設問は最小限にします。点検項目をそのままアンケートに移すと、現場は同じことを紙とアプリに二度書くことになり、続きません。載せるのは、本部が締切までに知る必要がある結果だけです。
配信したあとは、回答済みの人数と割合、そして誰が出していないかが画面で見えます。再通知は未読・未回答の相手だけを対象にできるので、もう出している店に催促が飛ぶことはありません。
載せる点検と、載せない点検を分ける
分ける基準は、出ていないと本部がすぐ動くかどうかです。
冷蔵ケースの温度のように、逸脱していればその日のうちに指示を出すものは載せます。月末にまとめて確認すれば足りるものは載せません。
これは道具の設定ではなく本部の運用の話なので、アプリを触る前に決められます。
アラモでどう組むか
アラモは多店舗向けの業務連絡アプリで、お知らせ配信の中にアンケートを組み込む形で使います。この記事で書いた形は、そのまま次の機能に対応します。
- 単一選択・複数選択の設問と、任意の備考欄を設定できます
- 回答締切日時を設定でき、締切後は読み取り専用になります
- 回答済み人数と割合、選択肢ごとの回答数と割合が集計されます
- 未読・未回答の相手だけを対象にした再通知を、日時を指定して登録できます
- 結果はCSVで書き出せるので、月次の保管や集計はいつもの表計算ソフトで続けられます
- 定型の件名と本文はテンプレートに登録できるので、回すたびに書き起こさずに済みます(登録はWeb管理画面から)
備考欄に書かれた測定値や現場の気づきを読んで判断するのは、人の仕事です。
回答を集めて集計するところまでを一本にする使い方は、社内アンケートで店舗の回答を集める仕組みで整理しています。報告や集計が店舗数の増加で回らなくなる構造そのものは、多店舗の「報告と集計」が手作業で回らなくなる構造と、その直し方にまとめました。
初期費用 0 円・月額 2,000 円〜(10名コース、税別)。最大 30 日の無料お試しがあります。点検表を紙のまま残したまま提出管理だけを載せる形は、30分のデモで実際の画面を見ながらご確認いただけます。
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「まだ読んでない人いる?」と朝礼で聞かずに、回覧の確認を終える
朝礼で聞き、未読の人に電話をかける。この催促は、する側もされる側も気が重いものです。アラモのリマインドは日時と対象を先に決めておけるので、二度目の連絡を誰かの口から言わせずに済みます。
メーリングリストで全店に連絡していると、「前はどうしてた?」が調べられない
全店へのメール連絡は、送るぶんには困りません。困るのは、あとから「この件、前はどうしてましたか」と店から聞かれたときです。答えられるのは、そのメールを受け取っていた人だけ。4月に来た店長には、3月までのメールが1通も届いていません。
会議の資料は、当日 読み上げるものだけを事前配布する
会議の冒頭、配られた資料を全員が黙って読む時間があります。かといって全部を先に出そうとすると、前日まで固まらない資料が1つあるだけで元に戻ります。先に出すものと当日でよいものを分ける基準と、案内に資料を付けて出す手順を整理します。
この使い方を、御社の業務でも試してみませんか
記事の使い方を御社の店舗数・業務に当てはめた形でお見せします。合わない部分があれば、その場で申し上げます。
※ 30 分のオンラインご案内後、最大 30 日の試用デモ環境もご用意できます(営業よりご連絡)。